野球肘とは
投球動作によって肘に起こる痛み疾患で、スポーツ障害の一種です。
成長期に野球をやっている子に多く発症しますが、大人でも発症することがあります。
野球以外のスポーツでも繰り返しの動作で発症することがあります。
野球肘には3つのタイプがあります。
【内側型(ないそくがた)】
肘の内側に負荷がかかることで骨や靭帯を損傷する
もっとも発症が多いタイプですが、一定期間投球動作を中止することで改善していくことがあります。
小・中学生の野球少年に多く見られます。
【外側型(がいそくがた)】
肘の外側の骨同士(上腕骨と橈骨)がぶつかることで骨や軟骨が損傷する
小・中学生の野球少年に多く見られます。
内側型に比べて長期化することもあります。
【後方型(こうほうがた)】
肘の後方にある上腕三頭筋腱が炎症を起こすことで痛みが出ます。
疲労骨折や骨が変形することもあります。
成長期や大人になってからも発症する可能性があります。
外側型と同じく長期化することもあります。