胸郭出口症候群とは
腕を上げたときに肩や腕や肩甲骨に痛みやしびれが生じる疾患です。
胸郭出口症候群には主に4つに分類されます。
1、小胸筋症候群
別名「過外転(かがいてん)症候群」とも言います。
小胸筋と言う胸の前側にある筋肉が緊張して、その下を通る神経や血管を圧迫することで痛みやしびれが出る状態
2、斜角筋症候群
斜角筋と言う首の前側にある筋肉が短縮すると腕の神経を圧迫することで痛みやしびれが出る状態
3、肋鎖症候群
第一肋骨と鎖国の間で鎖骨下動脈や腕の神経が圧迫されることによって痛みやしびれが出る状態
4、頚肋症候群
肋骨は通常左右それぞれ12本です。
しかし、先天的に「頚肋」という骨が存在する人もいて、この頚肋が腕に向かう神経や血管を圧迫することによって痛みやしびれが出る状態