インピンジメント症候群とは
肩関節周囲の腱や筋肉などの軟部組織が骨とこすれたり、圧迫されることによって痛みや炎症を引き起こす疾患です。
特に肩を動かすときに痛みが出ることが多く、腕を頭の上に挙げる動きが多いスポーツで発症リスクが高くなります。
バレーボール・バスケットボール・水泳・野球・テニス・バトミントン・体操・チアリーディングなど
また、筋力と使い方のバランスが未熟な成長期選手や柔軟性と筋力のアンバランス、投球やスイングなどのフォームに
問題があることもあります。
【症状・原因】
肩の前面~側面や腕の上げた時の角度が90度~120度ぐらいで痛みが出ます。
夜間痛といって寝返りで痛みが出たり、腕に力が入らないこともあります。
腱板の損傷や炎症が主な原因です。
腱板の損傷や炎症が起きるのは、肩の酷使や姿勢の問題、加齢による腱の変性、肩甲骨の一部の形状異常など
最近ではメジャー移籍を果たしたプロ野球選手の佐々木朗希選手が右肩のインピンジメント症候群で故障者リスト入りましたね。
このケガは投球動作の繰り返しが原因とされています。
肩を酷使するスポーツをされている方は、適度に休息を入れることや、ウォーミングアップやクールダウンを
しっかり行いましょう。