マラソン膝の痛みが発生した理由に着目する必要もある
マラソンなどのランニングで発生する障害の中でも上位にランクされるのが膝の痛みで、その多くは腸脛靭帯炎・関節包炎・タナの炎症・鵞足炎などです。
また、膝の周辺には様々な腱・靭帯・関節包が集まっているので、痛みを感じる場所も膝の上・下・横・裏側などなどいろいろです。
このように、どこに傷害が発生しているのかは人それぞれで違いはありますが、これらを総称してランナーズニーと呼ぶことが多いです。
こうした膝のトラブルを根本的に防ぐためには何が必要かと言うと、もちろんウォーミングアップやクールダウンですし、日頃からのケアが大切と言えます。
日頃からのケアというとストレッチやマッサージなどをイメージするでしょうが、そもそもなぜマラソン膝の痛みが発生したのかというところに着目する必要もあるのです。
足部と股関節に膝は挟まれているので、そのどちらかに問題があると必ず影響を受けますし、腰が落ちていたり脚が捻じれて動いたりすると間違いなく膝に何らかの問題を生じさせます。このような事は、O脚・X脚でもどうようです。
つまりマラソン膝の痛みは、姿勢やフォームの歪み・クセと言った体の使い方が原因であり、その結果として膝に痛みが生じる場合が多いのです。
このような原因が考えられることから、フォームの改善はもちろん普段の姿勢や何気ない動作の改善が大事になってきます。
もちろん痛みが起こっている場合には治療が最優先ですし、そのためのインソール・テーピング・サポーターなども必要なことです。
ただ、自分の中で当たり前と感じている動作一つ一つを再度見直していくことが最も重要になることで、自分の体自体が改善すればインソールなどは必要なくなるのです。
では、具体的にどのようにしたら良いのかというと、体には下肢荷重線という骨の並びがあって、その上に重みがかかると一番良いと考えられています。
つまり、その線の上にきちんと立てているか、また足の動きも股関節・膝・つま先が一直線上できれいに動かせているのかをチェックして改善するのです。
この点に問題がある場合には、痛みや違和感など何らかの問題を引き起こす可能性が高いですし、O脚やX脚などの問題を抱えている人はすでに逸脱しているのです。
それから膝のためには二本のラインの上を走るような感覚が大事ということも知っておくと良いです。
こうした姿勢や動作の崩れを改善して本来の姿勢や体の使い方を取り戻すためには、ストレッチポールなどを使用して本来あるべき快適な姿勢を取り戻すと良いです。
また、ハイハイや足をそろえた状態での正座からの膝立ちなど、赤ちゃんの動作をベースにしたコンディショニングやトレーニングをすることもひとつの方法です。
赤ちゃんが立ち上がるために獲得してきた過程を辿り、効率のよい動作を再獲得することも大切なことなのです。
せっかく好きなマラソンをはじめてもケガや故障を起こして走れなくなってしまうのは辛いものです。
このようなことを回避するためにも、先に触れたことをしっかりと意識して練習に励むことを心がけると良いです。
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