脊椎間狭窄症とは
背骨の中にある神経の通り道である脊柱管（せきちゅうかん）が狭くなること（変形）で神経が圧迫される疾患です。
50代～70代の男性に多く見られます。
狭窄する部位が頚椎（けいつい）か腰椎（ようつい）によって症状も異なります。
【症状】
・頸椎の場合は上肢に症状が見られ、手が使いにくい感じや重だるさ、歩行時にふらつきが出ることもあります。
・腰椎の場合は下肢に症状が見られ、歩行時や立っているとお尻から太もも、ふくらはぎに痛みやしびれがあります。
歩き始めると症状が悪化し、休むと症状が和らぐことがあります。（間欠性跛行かんけつせいはこう）
他にも、頻尿・排泄障害と言った症状も出ることがあります。また、特徴としては前かがみの姿勢を取ると楽になったりします。
【原因】
・加齢→人は20歳を過ぎると誰でも老化し始めます。年齢を重ねていくとこで、骨や靭帯の変形などが起こります。
・生まれつきによるもの→生まれつき脊柱管が狭い場合や遺伝的要素
・他の疾患によるもの→椎間板ヘルニア・すべり症・側弯症・分離症・ケガ など
脊柱管狭窄症の人は、腰を反らしたり無理に背筋を伸ばした良い姿勢でいようとすることはあまりおすすめしません。
腰を反ることで脊柱管が狭くなり返って症状を悪化させてしまいます。
脊柱管狭窄症は脊柱管が狭くなること（変形）によって中の神経を圧迫することで症状が出ます。この脊柱管が狭くなった状態から元通り戻ることはありません。
よって、脊柱管狭窄症が自然治癒することは難しいと考えます。
しかし、きちんと治療をすれば症状が治まることは十分ありえます。
脊柱管狭窄症は治らないとからと諦めるのではなく、放置せずしっかりと治療しましょう！
