手根管症候群とは、
手首にある手根管というトンネルの中を通る正中神経が何らかの原因により圧迫されることによって発症します。
特に親指・人差し指・中指に影響が出やすいです。
手根管内には、正中神経と指を曲げるための腱が9本通っています。
では、正中神経とは何か?
正中神経は腕や手・指を動かすために働く神経です。肩から肘を通り、手首の手根管を通って手のひらまで伸びています。
主に前腕と手の動きや感覚を支配しています。
手根管症候群は特に女性が発症することが多い疾患とされています。
【症状・原因】
主に手・指のしびれや痛みが起こったり、指先の感覚が鈍くなるようなことがあります。
指先での細かい作業(ボタンをかける作業やお箸を使うなど)がしづらくなることがあります。
また、夜間や明け方に症状が強くなることがあります。
原因は神経の圧迫によるものですが、主に手の使い過ぎや妊娠・閉経による女性ホルモンの影響、骨折、糖尿病などが
関係していることがあります。