ぎっくり腰とは正式名称ではなく、正式には「急性腰痛症」と言います。これは急激に起こる腰痛のことです。
ぎっくり腰が起こると、姿勢変換や立ち上がることさえ困難になってしまいます。
重いものを持ち上げた瞬間や立ち上がろうとした時、朝ベッドから起き上がろうとした時や咳やくしゃみなどでも発症してしまうことがあります。
多くは中腰の姿勢の時に起こりやすく、瞬間的にグキッとなったと思ったらもう動けない・・・いわゆる戦闘不能状態になります。
ぎっくり腰は若い年齢の方でも起こりえるもので決して中高年だけに起こる症状ではありません。
また、最近は季節の変わり目などで発症する方が増えています。
季節の変わり目に伴い、全身に疲労が溜まっていたり、精神的ストレスなども原因の一つです。
【症状】
・腰辺りの突然の激しい痛み
・熱感、炎症症状
・姿勢変換や歩行が困難
初めの2~3日は急性期と言い痛みや炎症が強い状態です。
ぎっくり腰の原因は様々で、腰の筋肉や筋膜の炎症によって起こります。
・腰辺りに負担が蓄積されている
・無理な態勢を長時間続けている
・運動不足
・全身に疲労が蓄積されている
・ストレス
・自律神経の乱れ など
【ぎっくり腰になったら・・・まず冷やしましょう!】
ぎっくり腰になったら、初期のころは患部に炎症が起こっている状態です。
まず、氷で痛い所を冷やしこみましょう!
炎症があると氷で冷やすと心地よい感じがします。逆に炎症がある時期に患部を温めるとズキズキと痛む感じが出ます。
とにかく炎症を抑えることが大事です。
よく湿布で冷やす方がいますが、湿布では患部を冷やしこむことは難しいです。
必ず氷を使って冷やしましょう。
氷をビニール袋に入れ少し水を入れます。これを患部に当てましょう。
だいたい1回に15分~20分ぐらい冷やしましょう。
アイスノンや保冷剤などもOKです。
【楽な姿勢を取りましょう!】
痛みや症状もその人その人によって異なります。一番楽な姿勢を探しましょう。
座るときでも椅子の高さが少し変わるだけで楽だったり、痛かったりします。
寝るときはなるべく腰に負担のかからない姿勢をおすすめします。
一番は横向きになって膝をグッと曲げます。ダンゴムシになるイメージです。
仰向けになる場合は膝を曲げて膝の下にクッションを入れるのもいいと思います。
うつむきは腰を反る形になる為、腰に負担がかかりますのでできれば避けましょう。
ぎっくり腰になったばかりの時はとにかく痛みがひどいので、精神的にとてもつらいです。
そんな時は「鎮痛薬」に頼るのも一つの手です。
また、内服薬ほどではないですが、「鎮痛消炎」の成分が入った貼り薬を貼るのもいいと思います。
ぎっくり腰は日常生活が困難になります。その為、一日でも早く回復したいと願う人は多いのではないでしょうか?
回復までの期間は重症度によって異なりますが、多くの場合は2~3日ほどで炎症が治まってきます。
しかし、動けるようになると無理をしてしまいその結果、再受傷が起こり悪化してしまうケースも少なくありません。
悪化してしまうと更に回復までの期間は長くなり、ズルズルと長引く痛みになってしまいます。
セイノウ接骨院では「急性腰痛専門治療」がございます。
初期のうちに少しでも早くこの治療をお受けいただくことをおすすめします。