
ストレートネックとは
背骨や腰のカーブが崩れてしまい、頭が前に突き出ることによって首の骨がまっすぐになってしまう状態です。
本来首の骨はゆるやかなS字カーブを描いています。人の頭はボーリングの玉ほどの重さがあると言われています。
そして、人の頭は体重の約10分の1の重さがあり、重力の影響を受けて首には常に負荷がかかっています。
しかし、ゆるやかなS字カーブになっていることで頭の重さを分散して支えることが出来、首や肩への負担を軽減しています。
このゆるやかなS字カーブが体にとってとても大事なんです。
ストレートネックには「筋性ストレートネック」と「骨性ストレートネック」の大きく二つに分けられます。
筋性ストレートネックは筋肉の緊張によって一時的に首がまっすぐなってしまう状態です。
骨性ストレートネックは首の骨の構造が変形してしまう状態で、筋性ストレートネックとは異なり、
骨そのものが変形している状態です。
【症状・原因】
慢性的な首肩のこりを感じたり、頭痛やめまい、手のしびれなどが起こります。
これは首や肩の筋肉が緊張したり血流や神経に影響することが原因とされています。
特にうつむく姿勢が長時間続くと負荷は大きくなっていきます。
やはりパソコン作業やスマホなどを長時間使用することで姿勢が崩れやすくなることが多いです。
ストレートネックは別名「スマホ首」とも言われ、近年では若年層に増加傾向がありますが、ごの年齢層でもなってしまいます。
子供でもストレートネックになってしまう子もいるほどです。
■ストレートネックチェック方法■
壁に背を向けて立ちます。
この時かかと、お尻、肩甲骨、後頭部が壁に触れるかを確認します。
壁に後頭部が触れれば首の骨はS字カーブを描いている正常な状態と言えます。
もし、後頭部が壁に触れない状態の場合は首が前に出ている状態になり、ストレートネックの
可能性があります。